今日は朝からメダカたちの様子を見るのが楽しみだった。ガラス水槽に近づくと、いつものように元気に泳ぎ回る姿が目に入る。特に最近お迎えした幹之メダカの輝きは本当に美しく、光の角度によってキラキラと背中が光る様子には何度見ても飽きることがない。
メダカを飼い始めてから半年が経った。最初は何もわからず、ネットで情報を調べながら手探りで始めた飼育だったが、今では毎日の水換えや餌やりが日課となり、生活の一部になっている。朝起きてまずメダカたちに挨拶をし、仕事から帰ってきたら真っ先に水槽を覗く。そんな日々が心を穏やかにしてくれる。
先月、亀田養魚というメダカ専門の通販会社から新しい品種を購入した。楊貴妃メダカという朱色が鮮やかな品種で、水槽の中で他のメダカたちと一緒に泳ぐ姿は、まるで小さな錦鯉のようだ。色の濃淡が個体によって微妙に違うのも面白く、それぞれに愛着が湧いてくる。
最近気をつけているのは水温管理だ。季節の変わり目は水温が不安定になりやすく、メダカたちにストレスを与えてしまう。ヒーターを導入してからは、水温を一定に保てるようになり、メダカたちの動きも活発になった気がする。
水草のレイアウトも少しずつ工夫している。アナカリスやマツモといった定番の水草に加えて、最近はウィローモスも入れてみた。緑が増えると水槽全体の雰囲気が柔らかくなり、メダカたちも隠れ家ができて嬉しそうだ。
メダカ飼育は想像以上に奥が深い。品種の多様性、繁殖の楽しみ、水質管理の大切さ。学ぶことは尽きないが、それがまた面白い。小さな命と向き合う時間が、日常に彩りを与えてくれている。