ベランダへ出ることさえできない…室内から屋外までゴミが広がった高知市のマンションを大掃除

生活ジャーナル

部屋を片付けることになって最初に本人から聞いたのが、「実は何年もベランダへ出ていない」という話でした。窓の前に大量の段ボールや生活用品が積まれているため、カーテンを開けることさえほとんどありません。さらに、その向こう側のベランダにも古い植木鉢や壊れた生活用品などが残されており、室内だけでなく屋外スペースまで物で埋まっていました。

もともとは、処分する予定の物を一時的にベランダへ置いただけだったそうです。しかし、「次に片付けよう」と思いながら時間が過ぎ、新しい物が追加されていきました。やがてベランダがいっぱいになると、今度は室内にも物が増え始めます。最後には窓までたどり着けなくなり、ベランダの存在そのものを意識しない生活になっていました。

外へ追い出しただけでは物はなくならない

部屋の中に不要な物があると、目につかない場所へ移動させたくなることがあります。今回の場合、その場所がベランダでした。室内から物がなくなれば一時的にはすっきりしますが、当然ながら家全体から物が消えたわけではありません。

最初の頃はベランダにも余裕がありました。しかし、古い収納用品や使わなくなった生活雑貨などを少しずつ置くうちに、人が歩く場所が狭くなっていきます。それでも「いつかまとめて処分すればいい」と考えていたため、深刻な問題だとは思っていなかったそうです。

ところが、ある時期からベランダへ出ること自体を諦めるようになりました。窓を開けても足を置く場所がほとんどなく、物を動かさなければ外へ出られません。するとベランダの状態を確認する機会もなくなり、さらに放置されるという悪循環になっていました。

まず窓へたどり着けるようにする

ベランダを片付けようとしても、いきなり外側から始めることはできませんでした。室内の窓周辺にも大量の物があり、そこへたどり着く通路がなかったからです。そこで、最初は部屋の入口から窓まで、人が普通に歩ける幅を作ることにしました。

箱や袋を一つずつ整理していくと、その下から細かなゴミや長期間たまったホコリが出てきました。何年も動かしていなかった物も多く、ただ別の場所へ移すだけでは片付きません。不要な物は部屋の外へ出し、残す物についても置き場所を考え直す必要がありました。

室内からベランダまで大量の物が広がり、自分だけで整理するのが難しい状態なら、高知市でゴミ屋敷片付けならハートスタッフへ相談する方法もあります。ハートスタッフでは高知市のゴミ屋敷や大量の不用品がある住宅について相談できるため、室内だけでは収まらない規模になっている場合にも相談先として検討できます。

ようやく窓の前が空き、久しぶりにカーテンを開けたときには、部屋の印象が大きく変わりました。しかし、そこからがベランダ側の片付けの始まりです。

マンションでは部屋から出した後も作業が続く

ベランダの物を室内へ戻しただけでは意味がないため、不要な物は順番に建物の外へ運び出す必要があります。マンションの場合、一軒家のように玄関を出ればすぐ道路というわけではありません。部屋から玄関まで運び、さらに建物の共用部分を通って外へ出すことになります。

そのため、室内でゴミをまとめる作業と搬出する作業を同時に考える必要がありました。大量の袋を玄関周辺へ積んでしまえば、今度は出入りしにくくなります。大きな物を運ぶ場合には、室内の通路幅も確保しなければなりません。

実際に片付けてみると、「ゴミ袋に入れれば終わり」と考えていた頃より、ずっと多くの作業があることが分かりました。特に大量の不用品がある場合は、家の中でどう分別するかだけでなく、最終的にどのように外へ出すのかまで考える必要があります。

光が入るだけで同じ部屋とは思えなかった

室内とベランダの両方が片付いた後、カーテンを全開にしました。長い間閉め切った状態に慣れていたため、本人が最初に驚いたのは部屋の明るさでした。昼間でも照明をつける生活が普通になっていましたが、窓の前に物がなくなれば自然光が入ります。

さらに、窓を開けてベランダへ普通に出られるようになりました。以前なら物をまたぎながら移動しなければならなかった場所を、そのまま歩けます。ベランダそのものも本来のスペースを取り戻し、「ここってこんなに広かったんだ」と本人が驚いていました。

長期間使えない場所があると、それが普通になってしまいます。しかし、片付けてみると、本来使えるはずだった空間をどれだけ物に奪われていたのかが分かります。

まとめ

室内に置き場所がなくなったからといって、不要な物をベランダへ移動させても問題は解決しません。最初は一時的な保管場所のつもりでも、物を追加し続ければ、やがてベランダそのものが使えなくなります。

さらに窓の前まで物が積み上がれば、換気したり外へ出たりすることさえ難しくなります。室内とベランダの両方が大量の物で埋まっているなら、一部分だけではなく住まい全体を整理する必要があります。

片付け後に取り戻せるのは、床の広さだけではありません。窓を開ける、カーテンを開ける、ベランダへ出るといった、本来なら当たり前にできることも戻ってきます。

何年も開けていない窓があり、その前まで物が積み上がっているなら、一度その周辺から住まい全体の状態を見直してみるとよいでしょう。

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